2022年11月5日(土)、桃井原っぱ公園で開催された「すぎなみフェスタ2022」において、TEAM BEYONDパラスポーツ体験プログラムを実施しました。
ゲストアスリートに、2022年全日本パラ・パワーリフティング選手権大会 男子97 kg級 準優勝の山下貴久雄選手とともにパワーリフティング体験を行ったほか、ボッチャやVR等を活用した車いすフェンシングの体験などを行いました。今回はその様子をご紹介します。
パワーリフティング体験
パワーリフティングは、下肢に障がいのある選手が、上半身の力を使ってバーベル(重りのついた棒)を持ち上げ、その重さを競い合います。一般的なベンチプレスと同じルールで、各選手が3回ずつ試技を行い、重い重量のバーベルを持ち上げた順に順位がつきます。また、障がいの種類や程度によるクラス分けはなく体重別で行われます。バーベルを持ち上げるのは、わずか3秒程度ですが、一瞬にかける選手たちの集中力、精神力は腕力以上に見ごたえがあります。
今回は、2022年全日本パラ・パワーリフティング選手権大会 男子97 kg級 準優勝の山下貴久雄選手をお迎えし、アスリートプログラムを実施しました。
はじめに、山下選手より競技の基本ルールなどについて説明があった後、デモンストレーションとしてベンチプレスを実演。100kgのバーベルを力強く持ち上げると、参加者からは「おー!」という感嘆の声や拍手が沸き起こっていました。
体験会では山下選手のアドバイスのもと、実際のバーベルを使ってパワーリフティングに挑戦しました。
シャフト(持ち手部分)だけでも20kgの重さがあるため、スタッフのサポートを受けながらバーベルの持ち上げを体験。また、スタッフと相談しながらウェイト(重り部分)を調整し、自分の限界に挑んでいました。
ボッチャ体験
ボッチャ体験では、赤青6球ずつ投げ「ジャックボール(目標球)」と呼ばれる白いボールにどれだけ近づけられるかに挑戦しました。
ボッチャは重度障がい者のために考案された競技で、障がいのあるなしに関わらず、お子さんから高齢者まで一緒に楽しめる魅力があります。
体験会でも中には親子や兄弟、姉妹で力を合わせてチャレンジする参加者も。どこに投げればいいかなど一緒に戦略を考えたり、お互いサポートしたり、協力してゲームを楽しんでいました。待機列で順番を待つ皆さんも、ほかの参加者の挑戦を観戦しながら一緒に盛り上がっていました。
VR等を活用した車いすフェンシング体験
車いすフェンシングは、一般のフェンシングと同じ剣や防具を使用しますが、フレームという台に固定された車いすに乗って、前後に移動する事なく決められた間合いで、上半身だけを使って突き合うという特色があります。種目は剣の違いなどによってエペ、フルーレ、サーブルがあります。また、相手との距離が近くフットワークによる駆け引きが使えないため、集中力や精神力、そして瞬間的な判断力が求められることからスピーディーで迫力ある試合展開が魅力的です。
車いすに座ってVRゴーグルを装着し、コントローラーを持ってプレーすることで車いすフェンシングの試合を疑似体験できるこのプログラム。
参加者は剣先で相手の体を何回突けるか挑戦しました。初めは相手のスピードについていくのが難しく、皆さん苦戦している様子でしたが、徐々にスピードに慣れ、狙い通りに相手を突いてポイントを獲得。車いすフェンシングならではのスピーディーな試合展開を楽しんでいました。
中には「この体験面白いよ!」と友達を誘って再び待機列に並び直す参加者もおり、とても人気のコンテンツでした。
その他
会場では、いろいろなパラスポーツを紹介する競技パネルや、実際の試合で使われている車いすバスケットボールの競技用車いすなども展示。来場者の関心を集めていました。
また、会場内に設置したTEAM BEYOND PRブースでは、LINE公式アカウントのお友だち登録をしてくれた方を対象に、オリジナルグッズをプレゼント。こちらも大人気でした。
次回は1月29日(日)に開催される「第20回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンジョイントイベント」(会場:国立競技場)にて実施します。ぜひご参加ください!
パラスポーツ体験プログラムでは、スタンプラリーを実施しています。集めたスタンプ数に応じてオリジナルグッズをプレゼント!皆さんの参加をお待ちしています!
・スタンプラリーの詳細はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/passport
・パラスポーツ体験プログラム 今後の実施予定はこちら↓
https://www.para-sports.tokyo/sports/taiken/schedule
・TEAM BEYOND LINE公式アカウントの詳細はこちら↓
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